通訳ガイド日記:十人十色 ~外国人みんな違って面白い~

通訳ガイドをしています。沢山の外国人から受けた驚きを記録していきます。たまに、自分の旅やガイドのことも書いていきたいと思います。

日本人女性をうらやむルーマニア女性

ルーマニアからの50代のグループと鎌倉へ行きました。

平日でしたが、天気がよく、沢山の人でにぎわっていました。

 

 

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ル女(ルーマニア女性)「日本人女性は働いていないの?」

『なんでしょう?その質問は?』←私の心の声。

私「もちろん働いていますよ。」

 

ル女「だって、ここ女性ばかり。みんな仕事ないってことよね。」

私「いや、男性もいますよ。ほら、あそこに。」

数少ない男性を見つけます。

ル女「・・・」

 

確かに、平日の鎌倉、女性のグループばかりでした。

私には全く違和感ありません。よくある光景です。

もし、男性のグループがプラプラしていたら。『あの男性たちは、何しているんだろう?』と思ってしまうかもしれません。

 

ルーマニアの女性たちは、平日に、観光地が女性グループであふれかえっているのに違和感を覚えたみたいです。

ルーマニアでは見ない光景ですって。

 

ルーマニア女性の、女性グループへの興味は続きました。

「あの着物素敵。あの人はいつも着物きているの?」

「あの子、若いけど、ママ?」(←ベビーカーを押している20代の女性に対して)

「あら、横にいるのまさかおばあちゃん?」(←ベビーカーの横にいる50代位の女性に対して)

 

ランチタイムは、長谷の古民家レストラン。

ここは、私たちのグループ抜かしたら、全席、女性のグループでした。

女性で埋め尽くされている古民家レストランて、私にとっては、普通の光景。

全然変じゃない。

表参道のカフェでも、原宿のペンケーキの店でも、同じような感じじゃないでしょうか?

 

ル男「ここは、女性専用のレストランか?ははは笑」

ル女「日本人女性っていいな~。日本人になりたい!

美味しいもの食べて、お友達とおしゃべりして」

 

確かに、平日の昼間に女性のお友達通しで、少しおしゃれして、ランチする、これって特別なことじゃないかもしれません。

サラリーマン川柳でも、『旦那が500円の弁当を食べているときに、妻は2000円のランチ。』みたいなことが書かれていたっけ。

 

でもでもでも、単純に『日本人女性はいいな~。日本人になりたい。』

で、終わってほしくないので、ここから私の日本人女性の現実、という講義が始まるのでした。

 

#通訳ガイド #えむみか #ルーマニア人 #鎌倉 #インバウンド