ごみ箱を探し回るチリ人
よくあるお話です。
今回も例外ではなく
「日本は清潔で、ごみが落ちていないしいい国だ」
とほめてくれます。
「ただ一つ残念なのは・・・」
もう分かります。みんな同じことを言います。
「ごみ箱がどこにもない。」
どこにもないわけじゃないんですけどね。
コンビニにもあるし、駅構内にもあるし。
でも、外国人からしたら少なすぎて、
ごみ箱がどこにもない!
とよく言われます。
チリからきたおじさん、飲んだコーヒーカップを持ち歩き皇居外苑でウロウロ。
「皇居周辺にはごみ箱がないんですよ。次のレストランで捨ててください。」
「なぜだ?ごみ箱がないなんておかしい。バスの中にはないのか?」
日本のバスは、「ごみ持ち帰ろう運動」の真っただ中、あるはずありません。
「バスもないんですよ。次のレストラン・・」
「バスの中でごみを持っているのはいやだ。どうしたらいい?」
「では、珈琲を買った売店にごみを渡してください。引き取ってくれるはずです。」
おじさん、売店に向かって歩き始めました。
売店の周りをウロウロしているのが見えました。
売店混雑していて、上手くごみを渡すタイミングが取れていない模様。
ウロウロウロウロ・・・
助けてあげたいけど、他のお客様をバスで待たなくてはならないし。
5分経ち、おじさん、戻ってきました。
「ごみ、売店に渡せましたか?」
「いや・・・混んでて無理だった。だからテーブルに置いてきたよ。
そのうち暇になったら売店の人が気づくよ。ごみに。」
あ~あ。やってしまった。
外国人が日本を汚くするんですね。やっぱり。
私がしっかりごみを持ち帰るよう、指導すべきでした。
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