通訳ガイド日記:十人十色 ~外国人みんな違って面白い~

通訳ガイドをしています。沢山の外国人から受けた驚きを記録していきます。たまに、自分の旅やガイドのことも書いていきたいと思います。

通訳ガイドの仕事がなくなりました②

今日は、コロナ中の通訳ガイドの話。

 

基本、通訳ガイドは、フリーランスです。

よく専属ガイドってインターネットに書いてあるけど、そのシステムは5年くらい前に終了したようです。

私が知っている最後の専属ガイドさんは、5年くらい前に定年しました。

 

通訳ガイドは季節労働者みたいなもので、春、秋は仕事が沢山あり、夏はまあまあ。

夏は、アメリカ人がきてくれるからね。

冬は冬眠時期といわれ、ほとんど仕事がありません。

今年は、その冬に、コロナがはじまり、冬眠生活から失業状態に陥ったガイドがほとんど。

 

私は、たまたま3月にもキャンセルにならない仕事があり、3月は数日仕事しました。

数万円だけ稼ぎました。

4月はゼロ。5月もゼロ。6月もゼロ。

だって、外国人がこないんだもの。

 

そして、インバウンドはどんな状況か聞こうにも、旅行代理店は休業中。

自分たちの給料も出ない状況なのに、ガイドの休業手当なんて出るはずもありません。

収入ゼロはまだまだ続きます。

この仕事を離れるガイドが増えるのは夏ごろかと思ってます。

離れざるをえない状態。

 

お金がなくなる恐怖と、先が見えない不安。

毎日毎日することはなく。

社会の役に全くたっていない気にもなったり。

 

ガイドってどんな仕事?

と聞かれたら、やりがいがあります。

と、前はこたえていました。

今は??

不安定すぎます。

とこたえちゃうかも。